子供ができて、自分で育児しやすい環境をつくりました。 どこまでも二兎を追いかけます。
J.H 経営コンサルティング本部 戦略グループ シニア・マネジャー
私には6歳になる息子がいます。アクセンチュアに入社して、2年目に出産した長男です。それまでは、もう無我夢中で仕事に取り組んでいました。戦略コンサルタントとして、日本の経済界をリードしていくような企業の変革に関わり、新聞の一面を飾るような仕事をいくつも経験。チームの中ではまだまだ駆け出しでしたが、それでも自分なりに成長を実感して、そろそろ次のステップに移ろうかという時期に、子供を授かりました。でも、「辞める」という選択肢は私の中にはありませんでした。どういう形で仕事を続けていくのがベストなのか、自分なりに考えて模索したのです。グローバルのアクセンチュアでは、育児休暇や介護休暇がきちんと整備されていて、ワークスタイルに関して一般の日本企業よりもはるかに進んだ考え方を持っています。しかし、日本のオフィスではまだコンサルタントとして育児休暇を取得した例はほとんどなく、実際の運用例がなかった。そこで私は、まわりに働きかけて、仕事がしやすい環境を自分でつくっていこうと考えました。
出産する前には、社内外の様々な方に相談しました。他のコンサルティング会社で、子育てしながら活躍されている女性の先輩方にもヒアリング。 いろんな情報を集めて『こんな制度にしてほしい』と経営会議に提案しました。アクセンチュアには“Think Straight,Talk Straight”という文化があります。 こうあるべきだと思ったことは、遠慮せず主張することが尊ばれる。そして、理にかなっていることは、必ず受け入れてもらえます。そして、育児休暇を取りやすい環境を作りました。 いまでは定着して、男性で育児休暇を取る方も増えてきたようです。とはいえ、職場に復帰する初日は辛かったです。子供と離れるのが忍びなくて……会社から何度も保育園に電話して、 保母さんから『お母さん、大丈夫ですから仕事をしてください』と諭される始末。そんな我が子もいまではすっかり大きくなって、去年は一緒にフランスのニースに旅行して美術館巡りをしました。 私はユトリロが好きなのですが、息子はビビッドな色使いのマティスに興味を示していたみたいです。
子供ができてから働き方も変わりました。出産するまでは、仕事が面白くてずっとONの状態でした。でも、いま思えば無理していたことも多かった。 復帰してからは、週に3日は定時で退社、2日は思いきり仕事や会食と、ONとOFFを切り替えるスタイルに。家族や保育園とコラボレーションしながら実現しています。 仕事への取り組み方も、キャリアを積むにつれて、目線が高くなってきました。お客様と深く関わることに、いっそう仕事の喜びを感じるようになってきた。たとえば、1年半ほど前、 ある製薬メーカーで精神疾患薬のマーケティング戦略を担当したのですが、そのおつきあいの中で、お客様が協賛している自殺防止のフォーラムをお手伝いすることに。 プロジェクトでのお手伝いではありませんが、全国で開催されるフォーラムに他のお客様企業をご紹介したりと。意義ある取り組みですし、これを通じてお客様とも深く理解しあえるようになった。 いまではその製薬メーカーの経営者の方々とは、深いおつきあいをさせていただいています。そうしたリレーションは、コンサルタントとしての私の財産です。
ひとつのプロジェクトが終わると、チームのメンバーと休暇をとってよく小旅行に出かけています。私は息子も連れて。ONの時は仕事に集中する。 OFFはとことん遊んで切り替える。お客様をお誘いすることもあります。この前は、メンバーたちといっしょに石垣島へ繰り出しました。こういう場を持つのは、 チーム内のコミュニケーションを大切にしたいという気持ちもあります。プロジェクトの最中でも、メンバーとランチを一緒にとったり、お酒を飲みながら『こんな事業にしていきたいよね。 こんな会社にしていきたいよね。』と語り合ったり・・・。ON、OFFを切り替えつつも、いつのまにか有機的に融合してきている気がします。どんな場でも、どんな経験でも、自分を拡げていくことに繋げていける。 アクセンチュアで働いて、特にそう思うようになりました。これからもONと OFFがうまく循環していくような、そんな人生を送っていきたいです。
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